蒔絵は装飾性が強いです。
華やかに飾り、より豪華になります。
漆を筆に付けて描き、そこに金属を粉末にしてくっつける。
それを漆で固めて磨いて光らせ、存在感を出す。

しかし、誰が考え出し、長年定着したのか?不思議です。
しかも日本だけですよ。蒔絵は・・・・。不思議・・・・。
それは人から人へ、伝えて来て、また伝えていって続くものですね。
時代とともに趣向は変化するので、それに答えるのも1つのやり方ですね。

アクセサリーはまさに装飾品ですので、蒔絵はなかなかいいです。
侘び寂びとは対極かな?
電車の中である方が、自作の蒔絵ブローチをしていたら、
見ず知らずの若い方に
「あらっ、素敵なブローチですね?どこで買われたのですか?」と
「これは私が蒔絵したブローチですよ」
「じゃあ、世界で一つですね」
その方は、興奮して、「私は胸を張ったわ」と嬉しそうでした。
私の方が嬉しいのでした。
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蒔絵をはじめてから、雑誌を見ても、広告を見ても、包装紙を見ても、
「これ蒔絵にいいかも?」なんて見るもの見るもの蒔絵にしたら?
と世の中の視点がガラリと変わったと仰る方が結構いるんです。

私から見ますと、既存の伝統的なものとは違い
捉われがないので、イキイキしてます。
これが、大事なんですね。
技量より意匠が私は優先してしまいます。


技量は伝えられますが、意匠や個性はその人独特ですので、
私の範疇を超えています。
だからよく驚かされます。
昨日のNHK、茂木健一さんの脳を若返らせる?だったかな。
私はよく強い刺激を受けてどんどん若返ってます(笑)。
生徒の皆様、体験をお考えの皆様
自分をブレイクスルーしてください。後押しいたします。
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蒔絵を伝えるにあたり、
何をどう教えていけばいいのか?何を作って貰うのがいいのか?を真剣に考えていた時期があります。
Aさんは「そうだこのお椀はおじいちゃんにプレゼントしよう」
Bさんは「お世話になった、友人にプレゼントするためにこのプレートにしよう」
Cさんは「会社を退職するので、会社の方へのプレゼントに」
こちらが考えなくても、皆さん目的があるんだ。
取り越し苦労をしたな。
てな事で、私のやることは、いかに蒔絵自体に興味を持っていただくか?
より深く日本文化にのめり込んで頂くか。が大事ですね。

生徒さんには、
「こんなのやってみたい」を大事にしていただきたいです。
好奇心やチャレンジ。またはどんな仕上がりになるのか分からないけど、やってみよう。
と、未知なる自分への到達。
きっと、思ったより良くなった。でしょう。

でも、自分自身で生み出したのです。
きっと、プレゼントされた方は幸せですね。
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教室も、基礎コースが終了すると、
次は初級コースに進めます。
目玉は螺鈿(ラデンといって貝の光る部分)を入れることです。

「これがやりたかった」と言う方が多いです。
ラデンはギラギラした感じがして、入れすぎるとケバくなるんじゃないの?
と恐る恐る少しずつ貼り付ける方がほとんどです。
あれっ?ラデン入れるの楽しみにしていたのでは?
と思いますが、少しづつ、派手さを抑えながら入れてます。

私は、これ以上貼れないって位入れても派手すぎる事はないですよ。って言いますが
控えめな日本人の特性がかいま見れる気がします。
思わず、微笑んでしまいます。普段はあんなに大胆なのに・・・・・失礼。
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蒔絵をする為の道具はとても簡素です。
筆と漆、金属粉、蒔き筒と主な道具の他、砥石、磨き用コンパウンドなどです。
しかし、簡素ゆえゴマカシが出来ないのも事実。
描く基本は、線ですが、一定の太さと漆の量。
長く安定した線を引く為の持ち方がありますが、こちらは習得には練習しかありません。
しかし、習字をされてる方、設計をされてる方等、人によってクセがあります。
蒔絵らしい蒔絵を目指すなら兎も角、自分らしい蒔絵を目指すには、一番描き易い持ち方がベストです。

しかし、粉蒔きは別です。
特に中級コースからの蒔きぼかしになると、失敗は出来ないので、
持ち方は兎も角、綺麗に均一に蒔く練習は必要ですね。
その為の蒔き筒は、私オリジナルで作ってます。
市販のものは、メッシュの荒さが、私の思う物に巡りあわないからです。
そうなんです、蒔き筒は手作りなんです。
カーボン筒を切って削って、メッシュを貼る。

最初は慣れない手つきで粉を蒔いていますが、
必要に迫られて、上手く蒔ける様になりますね。
なんだかんだ申しましても、日本人は手先が器用です。
状況に合わせる事が出来るのです。

教室を始めた最初なんか、不慣れな手つきで一生懸命筆を持ち、蒔き筒で粉を蒔く姿を
見たときは嬉しくて感動してました。
今では数少ない蒔絵師の卵の皆様、精進して蒔絵道進みましょう。
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今朝は台風18号上陸か?50年前の伊勢湾台風並みか?
などがテレビの話題ですね。
きょうは、水曜教室を隣でやってます。
今日のもっぱらの話題は「漆がちぢんだ」です。
どうやって乾燥させれば綺麗に乾くか?
刷毛は何で塗れば綺麗に仕上がるか?
漆の硬さはどうか?などです。

たった今、作品が仕上がった方がいまして
あまりに綺麗な仕上がりに私もビックリしました。
今日は他の講師の方の教室を隣で聞きながらPC打ってますが、
生徒さんの作品に対する思いが伝わってきます。
自分が講師をしていると、仕上げるためのテクニックに注意が偏りがちですね、
隣で聞いていると、気持ち的なものを感じます。

そうだ、今日の生徒さんで
「筆の先が全部揃ってしまい、変なんです」と、皆でなんでだろう????
私は
「私も以前にありました。筆は保存するときに油をつけますよね?
それを虫などが食べに来るんです。しかも筆の先の柔らかいところを」
そうなんです、筆を保存する時は気をつけてくださいね。

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うちは祖父から蒔絵師で、祖父や父の弟子など常に7~10人位のお弟子さんの中で育ちました。
夜なべも多く、手伝いなんかもさせられました。
自然、蒔絵は身に付きました。

しかし、本格的に修行はじめたのは20歳からで石川県山中町で茶道具を中心に習いました。
福井で習いたかったのですが、他所の厳しさや産地の特色の違いを学ぶ為に山中に・・・。
親方は最初からいい道具を使わなかったら駄目だという事で、ネズミの筆を下さいました。

修行して一年後に「お前も何か描け」と言われ、
仕事後に棗に「蛍」を描きました。
ただ、訳も分からず、また狙いも無く純粋に蒔絵を施しました。
HPのTOPにある画像がそれです。季節外れですみません。

そうか、今の教室に来てくださっている生徒さんは、
あの時の私かも知れない。
技法は基礎コースで何となく分かり、でも何でこうなるのか?は
分かったような分からないような・・・・・・。
狙って描けるハズもなく、ただ漆という今までに無い感覚。
粉もただ蒔いている・・・・・しかし、磨けば金属粉が光る。
あら、不思議。
でも、1500年位前に既にあったんです。変わりようの無い美しさ。
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さてさて、今日で4日目の展示会となりました、今日は一番の来場者となりました。
私にとって生徒さん作品展は4回目となり、作品の充実振りは大変満足しています。(自画自賛かな)
さて、今日は講師である水谷さんの作品のご紹介です。
彼女は独自の世界があり、とても楽しんでいると思います。
彼女が最初にスタジオに訪れた時は、私も不慣れで、マンツーマンで体験をしました。
スピリチュアルな話を一方的にして、きょとんとしていたのを覚えています。
犬が好きで、今までの作品は犬をモチーフにしたものが結構あります。
今回のワンちゃんは愉快な感じとCoolな感じの2パターンです。


では、また。by祥幹
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さて、既に蒔絵展示会3日目となりました。
ちょっと弱音吐いてもいいですか?
「はぁ~、疲れたぁ」・・・・すみません、搬入~3日目で疲れがピークかな。
今日は、講師の長島さんの作品をご紹介しましょう。
長島さんは、長刀を持ったら日本一の腕前で、武道の達人です。
でも、普段は温厚ですよ。生徒さんからも親しまれています。
教室立ち上げ前からのお付き合いですので、教室を創めた当初は、私は教え下手、伝え下手でした。
彼女に伝える秘訣を聞いたものでした。指導は私よりも上手くて丁寧で、関心させられます。
作品のウサギ部分は3回以上盛り上げたらしく、モッコリとしていて可愛いのです。
梨子地をベースにした見事な研ぎ出し高上げ蒔絵です。蓋の中も必見です。
お近くの方は是非会場に来て見てください。http://www.makieshi.com/ by祥幹

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