[2019]10/31~11/3

今年も生徒さん100名位がエントリーして下さいました。
全部は載せきれませんが、ご覧下さい。

     

こちらの作品2点は、付描きと線描になります。
つまりは基礎コースの自由作品で、葉っぱのシャープさ、香合の細かい線描の正確さがいいです。
線の安定感が感じられます。

      

この2点も基礎コースの作品ですね、
左の作品は男性ですが、とても器用に描かれていています。
両社とも描き割り(線を抜いて表現する)が綺麗です。
凸凹が強調されていいです。

       

左の瓢箪は、大きく白蝶貝と青貝を貼って表現しました、大きいらでっは器物に馴染まないので
貼るのに苦労したそうです。
また右の柳蒔絵は一見シンプルに見えますが、流れる様な柳の枝を描くのは
練習が肝心です。
一本でも乱れると目に付くんです。あくまでも何気なく、さりげなく。

  

左の箱は、孔雀の羽を全てフルフラットの研出蒔絵です。
研ぎ出しとは蒔絵を描いてから全てを塗りこめてしまい、乾燥後に削って研いで模様を出していくのです。
仕上がりはフラットなのですが、中に絵がある。
何とも蒔絵独特の技法で平安時代からずっと続いています。
右は有名な人間国宝の故松田権六先生の図柄を拝借されたようで、大きいお盆にワンポイント。

  
左の作品は土台に平目粉、銀粉をバランスよく配して研出とし、そこにとりどりの雪の結晶を描いたもので
とても品のいい宝石箱になりました。
また左の作品は、これまた上の孔雀の羽蒔絵同様、全面研ぎ出し蒔絵で、色が入っての研出でかなり高度な技なのですが、本人はあっさりと仕上げてます。

  

左は、炭粉での盛り上げ作品です、花を一枚一枚丁寧に描き割ってます、とても綺麗な仕上がりです。
右は始められてからまだ日数も浅いのですが、こちらも器用に丁寧に仕上げられています。
どちらも完成度は高いです。

   

左は、超多忙のスーパーウーマン。
繊細さと大胆さを兼ね備えた基礎コースの自由作品。
右は今年入稿して初めての自由作品、思い切りのいい構図と集中力で仕上げました。

  

左は初級コースの自由作品、蒔きボカシの満月に羽ばたくフクロウが何とも言えないいい感じです、羽は1枚1枚描き割りの盛り上げで
羽はなんと螺鈿を敷き詰める根気良さ。見事。
右は平目示平目の粒を一つ一つ張り詰めるという精密さ、それを研出てから高蒔絵を施すのです。
気の遠くなるような作業。頭が下がります。

  

左は、なんと独創的な作品でしょう、
図柄やアイディアが次から次に湧いてきて作品に仕上げます。黙っていてもどんどん育んでいくタイプですね。

右は、初級コースに進み、螺鈿を覚え、それを美しく活かしたかったのでしょう、
ワンポイントの蒔絵が効いています。
就職も決まっていよいよ社会人としての決意新たな作品です。

  

左の作品は、企画から完成まで実に丁寧にコツコツと積み上げて仕上がりました。
実物はさっぱりとした仕上がりです。
右はベテランの方なのですが、波を線描きで表すのはとても技量が要ります、
そこで波の描き方を覚えませんか?という事で出来上がりました。
シンプルですが一糸乱れぬ集中力が要ります。

  

左の蒔絵は個性的な図柄で完全オリジナルです、
そして技法も独特で卵殻、螺鈿、平目粉をハッキリ分けて模様を表しています。
蒔絵に嵌っているからこそなせる業です。
右は、最近始められた方で、とても熱意があります、
凛としていて竹を割ったようなさっぱり感が漂っています。
銀粉と銅粉の組み合わせが気持ちいいです。

  

左は、烏瓜の実の描き割りが美しいですね、初級クラスの自由作品ですね。
とても綺麗に丁寧に描かれています。
右はオリジナルのキャラを描き表現しています。
スカーフがポイントで、花や葉の色蒔絵が上級クラスらしいです。

  

左の作品は源氏香を蒔絵に現した品のいい題材ですね、
盛上げつつ螺鈿をさりげなく配したワンポイントが効いています。
右は、丸型の携帯ミラーですが、三種ともとても繊細な表現です。
かなりの根気を要する作品ですが、それが持ち味となって凝縮されています。

  

左の作品は、可愛らしい金魚をちりばめています、ユニークな発想ですね。
右はお孫さんにでしょうか?
雛飾りを小箱を使って製作しました。
何とも豪勢な雛飾りとなり3月が楽しみです。

  

この両作品は、1人の方の作品です。
とても丁重に繊細に、そして慎重に進められています。
本当に手で生み出す事が好きな方なんです。
ベースには研出を施し、そして高上げ、そして線描と順を追っての細やかな作品です。

   

左の作品は私の会場では初めて見ました。
何と細やかで繊細で集中力があるんでしょう。そして心が豊かです。
右はシルクロードから入ってきた外来の文様で正倉院の宝物にもありますね。
きっとこの頃の日本は生活こそ全て、なので意味を持った文化的なものは少なかったはず。
これは意味深な図柄です。

  

左の作品は、桧の葉です。
とても細かく、描写がしにくく捉え事が困難なモチーフだと思います。
それを試行錯誤しながら身に付けていきました。
金、銀、銅を程よくバランスして表現しています。
右の作品は、あるデザインを取り入れたそうです。
しかし蒔絵らしく、顔に螺鈿を入れ、それから周囲に蒔きボカシをつかって蒔絵らしさを演出しています。
ユニークな作品です。

左の作品は、琳派の巨匠の屏風絵を蒔絵に現しました。
一つづつがきちんと高蒔絵で表されていてスッキリと気持ちのいい蒔絵作品です。

  

左は扇面のお皿ですが、結構大きいものです。
鯉も迫力があります、水面の桜が動いて見えます。躍動感があります。
右は基礎コースの初作品、こちらも大きめの角皿です。
北斎の波をアレンジしての作品で、大胆さが魅力です。
共にフランス、ペルーに旅立つといいですね。

  

左の草履はとてもかわいくて、海外の方の目を奪ってましたね、
朱塗りに細かい丁寧な柄が印象的です。
右はとても大胆な大きめの器ですが、こちらも夢のある蒔絵です。
何に使おうかわくわくしますね。