今日は、白金の教室でした。
そこでの話題で、『漆職人で継続困難な職種ってなんですか?』と聞かれました。
多々ありますが、今日は下地について話しました。
下地?って。
下地はとてもとても重要です。でもとても目立たないのと、
下地ってなんですか?と聞かれる位ですから、ほとんど知られていない職業ですね。
漆器の場合、木地師がいてそこに下地をしてから漆を塗るわけですが、
下地をしていないと、木が漆を吸い込んでしまい綺麗な塗りになりません。
また、丈夫にならないし、そもそも下地がしてなかったら割れたり歪んだりととても使えません。
って位大事だけれども、後継者がいません。

やはり塗りや、華飾である蒔絵に目が行きがちです。
そもそも下地漆はとても硬く引き締まる為、砥ぎが大変です。
そして幾度となく縫っては砥ぎをします。
手間が掛かる割りに工賃も安い為に後継者がいなくなりました。

伝統が一度廃れたら元には戻らないのではないでしょうか?
で、教室での話題では、
これだけ、大事な伝統文化が易々消えていくなんて、日本とはなんだ?
本当に大事なものに気づいていないのかも知れないですね。
地味ですが、漆文化にはとても重要な事です。
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遅ればせながらのコメントですが、まったくもって伝統工芸に携わる職種はこの国では軽んじられている気がしてなりません。
当時輪島でも貴重な職人がどんどん離職しているのが現状です。
職人を大切に出来ない国、つまりは人の心を大切にしていないと言うことにも繋がります。
Comment by 蒔絵師masa — 2010 年 5 月 8 日 @ 7:04 AM
蒔絵師masaさん
コメントありがとうございます。このHPの操作方法がいまいち理解できていなくて遅くなってしまいました。
日本が日本である為には伝統を大事にしないと日本がなくなってしまいかねないですね。
越前では丸物木地師、呂色師が壊滅状態です。
下地もかなりやばいです。
これは漆器の基礎の部分なので、もういい物は生産出来なくなっている現状ですね。
まったくもって淋しいです。
Comment by admin — 2010 年 12 月 3 日 @ 1:43 AM