古今亭志ん生。江戸の古典落語なんです。これがいいんですよ。
私の周りに、いますねぇ。落語の登場人物の様な人が、いっぱい。
「人はなくて七癖あって四十八癖』自分以外は癖の強い人に見えてきます。(笑)

落語のおかげで、私の生活が豊かになりました。

8,7 (10)

・『悪いことを平気で出来る今の世の中に 喝』
「柳田角之進」: 曲がったことが大嫌いな潔癖な浪人と金持ちの大旦那とその番頭の人
間としての気持ちよい生き様を描いてます。
誤解を晴らす為なら切腹も辞さない浪人と、旦那の浪人を思いやる心、その旦那に忠実で
あり続ける番頭の人情話。『責任を取る事を知らない、今の世の中。』に喝。

「業平文治」:力は7人力の文治、スカッと竹を割ったような人柄と、悪党の親をも思う心
が、悪党の生き様までも替えてしまう。正義は必ず通じるという人情話。

・『犬が主人公のお話、犬好きの方にお勧め』
「元犬」: 犬も実は人間になりたいんですね。白い犬は人間に一番近いらしいです。
その白犬が人間になる為に神社に願をかけ、ある日遂に念願の人間に・・・・・。

「犬の災難」: 直接犬が出てくるわけではないけれど、言い訳の口実に犬のせいにしてしまう。犬こそたまったものじゃない。
しかし、いますね、何かのせいにしていい訳してしまう人。
言い訳に、言い訳を重ねて遂には・・・・・・・・・。

・『夫婦は別れそうで、別れない。けどいつも喧嘩ばかり。』
「火焔太鼓」: 志ん生の18番。骨董やを営む夫婦。夫は商売がとても下手。そんな夫を
妻は手厳しく罵る。ある日もまた汚い太鼓を仕入れて妻はあきれる。「お前さんは商売が下手 だから食べるのも我慢してんだよ、お腹のおへそがしまいには背中に出てしまうよ」。しかし、その太鼓は国宝級だった・・・。
「お前さん、商売が上手だ」と実に面白いです。

「替わり目」: 亭主関白の夫は、いつも妻を罵っている。ある日も酒によって妻を罵る。
しかし、実は本心は心底妻に惚れている。ある日妻に・・・・・・・・・。こういう夫婦よくあるなぁ。

・『酒好きのお話、いますねぇ。いろんな酔っ払い。』
「らくだ」:どこにでも必ずいる鼻つまみ者の「らくだ」。ある日ふぐに当たって死んでしま
う。らくだの連れと気の弱い屑屋が、らくだを無銭で弔う物語。
飲めば飲む程、無理を通せば道理が凹む、すごい物語。

「芝浜」:浜で財布を拾ってしまう。妻はそれは夢だと言い聞かせる。のんべぇ夫はその後
一心不乱で働き人の道を知る。その後妻は財布の事を話す。夫婦愛の人情話。

『バクチは人を狂わせます。男とバクチは切っても切れません』
「へっつい幽霊」:バクチ好きが大金を残して死んでしまう。その金が忘れられず化けて
出る。しかし、これがまたバクチ好き。幽霊との大金を巡る大バクチ。

『外面如菩薩、内心如夜叉』、綺麗な女性は内心、蛇か邪だといいます。気を付けよっと
「三枚起請」:吉原の商売女の言う事ほどいいかげんなことはない。
しかし、男って調子いい言葉にすぐに乗ってしまう。
3人の男が、1人の女から手紙を貰うが、すべてばれてしまう。
いつの世も人がいいのは男なのか?

「5人廻し」:吉原での女郎が5人の男をいいように扱う。とんでもない女だがやはり男のサ
ガをよくあらわしている。笑うに笑えない人もいるのでは?
「文違い」:ある女に恋をして、その女を信じている。この女別の男を恋していて、何とか
惚れられている男から金を巻き上げる。男女の3角関係をリアルに描く。やはり惚れた方
弱いのか。今も昔も、恋と金は人生を狂わせます。

「品川心中」:売れなくなった女郎が、落ちぶれた悔しさから自殺を考える。しかし、一人で
死ぬと、売れなくなったから自殺したんだ、と思われるから、自分に惚れている男を呼び出し
一緒に死のうと持ちかけるが・・・・・・・。しかし、この話ありそうであきれます。

『どんなに一本気な男でも、女性の色気には勝てない?』男の心理をついてます。
「紙入れ」:お世話になっているお得意さんの上さんに、誘われてしまう。悩んだ末にやは
行く 方を選んでしまうんですね。ここが男の心理。
しかし、上さんの部屋でこれからという時に旦那が帰ってきてしまう。
この後、女の図太さには感心させられます。

「お初徳兵衛」: 姿のいい若旦那が遊びが過ぎて、親から勘当されてしまう。心を入れ替
えて船頭になるが、この男に惚れていた女が乗り込んでしまう。雨が降り、雷が鳴り、2人きりで非難するが、やはり色気にはかなわないのか・・・・・・・・・。

「宮戸川」:夜遊びで帰りが遅くなった男が、家に入れてもらえない、近所の娘もまた同じ。
2人は、親戚のおじさんの所に行くが、無理やり同じ布団に寝かせられてしまう。
女嫌いの男だが、遂に・・・・・・・・。女性には勝てないのか?

「鈴振り」:1000人の修行僧の中から、大僧正の跡目を選ぶがどれも同じ修行をした僧
達。挙句の果てに考え付いたのが、色仕掛け。これは本当にあったそうな。志ん生の中でも最高の艶話。面白いです。

『真の芸術とは何か?名人を目指します』
「淀五郎」
宗民の滝」
「抜け雀」:狩野派の絵師が小田原の宿屋で繰り広げられる物語。真の名人とは・・・・。
とても面白いです。

『主人公が、癖の強い人です。いますこういう人。その特徴が面白いです。』
「松山鏡」:松山村というところにすごく親孝行の息子がいた、これを領主が認め、願いを一
つかなえてやる。ということに。「死んだおとっつぁんに逢いてぇ」・・・・・・。まだ鏡のない田舎町。領主は鏡を仕込む。のどかな笑いです。

「強情灸」:「この人誰だっけ?」と目の前の人に聞けない人。こういう人は強情だそうです。
この強情者がお灸を据えにいくが、根が強情。熱いを言わない。それを聞いた友人がまた強情

「弥次郎」:うそをつく事が癖というか、いつもうそ言っている人いますねぇ。嘘つき弥次郎。

「寝床」:地主の大旦那が義大由を習うが、人に聞かせたくってしょうがない。今のカラオケ
みたいなもの。しかし、ひどい声。皆は決死の覚悟で聞くか聞かないか議論するが、誰も聞かない。わがままな大旦那は怒るがその行方は・・・・・・。会社の上司と部下の関係の様です。

2015年4月12日