自然シリーズ第3弾。
地球の肺とも言われているアマゾンのジャングルは今は大変な事が起こっているらしく、
1秒間にテニスコート分の森林が破壊されているようです。
ジャングルを潰し、コーヒーやカカオ、マンゴー、バナナなどの贅沢品に開拓されているのです。(;O;)
1度失われると、元に戻るのに数百年掛かります。\(◎o◎)/
私の故郷でも建材として売れる木を植林をして、山の水はけが良すぎて
水害を引き起こしましたね。
あれは大変でした通常の生活に戻るのに6カ月掛かりました。
★自然林(原生林) 自然林とは、多様な樹木が共生し、世代交代しても、 状態が変わらない安定した森林で、 多くの生物相(動物、鳥類、昆虫、植物など)が共生し、 永続可能な状態です。 本来、自然林は何千年もかかって作られたものですから、 いったん破壊されると、森林だけではなく、 表土(土壌、微生物、土壌菌)が失われるので、 人工的には回復は不可能、または困難です。 人工的に植林して、二次林(遷移林)を経て自然林に戻るのには、 人工的に手を入れない期間が少なくても数百年は必要です。
★通常の植林 通常の植林は、日本の杉、松、ヒノキのように、同じ樹種を植林します。 これはご存知のように、多様性がなく、生物相がなく、 酸性雨や松くい虫など一つの病虫害で森林が全滅したりします。 植林の際は、1平方メートルに数本の密度で植えるため、 (そうしないと苗木が育たない) 木の成長に応じて間伐が必要で、最終的には密度は十の一にします。 林業のためには、その間伐や、下草刈り、枝打ち、切り倒し、 乾燥、運搬、出荷が必要で、その労働力の確保、 その経費以上の価格が必要ですが、 日本の材木価格は、途上国に負けて、日本の林業は衰退の一途です。 これも農業と同じく、日本政府の政策の失敗です。 現状の日本の植林は、松、杉、ヒノキの植林が大部分で、 樹種が1種または数種程度で、 広葉樹や落葉樹、木の実を付ける樹種がないため、 仮に手入れがうまくいったとしても、 動物、鳥類は生息できず、生物多様性は不可能です。 昔の里山は、芝刈りや炭焼きなど人手が入りながらも、 森林の状況が変わらず、熊やイノシシ、シカなど 野生の動物も共生できていました。 いまは、その里山さえも、人手が入らないために荒れて、 野生の動物が食べ物が無くなって、 里に下りてくるという事件が起きています。
2011年2月4日