先日、ある男性の生徒さんと話をしていました。
普段は会社にお勤めで、蒔絵を始めるまでは芸術は皆無の生活だったそうです。
 実際、男性は仕事の為や社会との繋がりの為に生きていると言っても過言ではないでしょう。
ですから、芸術に触れる機会は少ないでしょう。というか興味ない方が多いかと思います。

作品 (13)

 その生徒さんは、技術はあります。
そりゃ若いから、目は良いし、根気は続くし・・・・。
 私もそうでしたが、若いときはテクニックに走ります。
「どうだ、こんなに凄い技術が出来るんだ、見てくれ」みたいに、
おのずと他の作品を見るときにもそれは適用されます。
「なんだこの方は、名前の割りに技術が足りないんじゃないの?」とか
「何でこれが国宝なの?有名なの?自分の方がもっと出来るじゃん」
・・・・・なんて思ったりしてました。

作品 (12)

  

 

 

 

 

 で、その男性は、簡単なところは手を抜きました。
本人は無意識なので分かってはいませんでしたが、
「何で手を抜いたの?」と聞きましたら、
「えっ?分かるんですか?」と
 全て画面に出ます。その方の奥深くまで。
料理も、音楽も、絵も人間業は全て出ます。
そう思うと極めるとは、自分自身を磨き、質の高い物を生み出し
感化を与える事が芸術の役割ではないでしょうか?
 日本のそれは表現や奥深さは世界一級です。
男性の皆様、今一度日本の役割を考えませんか?

作品 (20)

2010年3月18日