私は蒔絵教室で、生徒さんの好みや反応において不思議に思う事が多々ある。
自由作品を制作するにあたって、よくあるパターンは
季節に反応して図柄を選ぶ。
これは季節感を肌で感じているからこその事で不思議ではない。
例えば、春には「桜」を題材にしたり、梅雨時は「カタツムリ」「アジサイ」を選んだりなどなど。
しかし、
ある方は、あるマイナーな武将の家紋を選んだり、畳のヘリなんかによくある鞘型模様を選んだり
船曳の図柄を選んだり・・・・・・。
「なぜこの柄を選んだのですか?」と聞くと何となく好きだから。と。
それらは教室の図案集にない物だったりするのだが。
どこかで見たのか、または誰かに教えてもらったのですか?
いえ、思い浮かぶから・・・・・。
ここなんです、
なぜ自然に出てくるのか?
本人が意識していないときにインプットしたのか?
私は、魂に浸み込んでいるか、前世で縁が深かったか?
などと想像せざるをえないです。
この元々浸み込んでいるテーマにスポットを当てると
その方の新たな面が見えるのではないか?
と思うこの頃です。