蒔絵をする為の道具はとても簡素です。
筆と漆、金属粉、蒔き筒と主な道具の他、砥石、磨き用コンパウンドなどです。
 
 しかし、簡素ゆえゴマカシが出来ないのも事実。
描く基本は、線ですが、一定の太さと漆の量。
 長く安定した線を引く為の持ち方がありますが、こちらは習得には練習しかありません。
しかし、習字をされてる方、設計をされてる方等、人によってクセがあります。
蒔絵らしい蒔絵を目指すなら兎も角、自分らしい蒔絵を目指すには、一番描き易い持ち方がベストです。

作 品 (24)  作 品 (25)

 しかし、粉蒔きは別です。
特に中級コースからの蒔きぼかしになると、失敗は出来ないので、
持ち方は兎も角、綺麗に均一に蒔く練習は必要ですね。
 その為の蒔き筒は、私オリジナルで作ってます。
市販のものは、メッシュの荒さが、私の思う物に巡りあわないからです。
 そうなんです、蒔き筒は手作りなんです。
カーボン筒を切って削って、メッシュを貼る。

作 品 (26) 作 品 (27)

  最初は慣れない手つきで粉を蒔いていますが、
必要に迫られて、上手く蒔ける様になりますね。
 なんだかんだ申しましても、日本人は手先が器用です。
状況に合わせる事が出来るのです。

作 品 (28)  作 品 (29)

 教室を始めた最初なんか、不慣れな手つきで一生懸命筆を持ち、蒔き筒で粉を蒔く姿を
見たときは嬉しくて感動してました。
 今では数少ない蒔絵師の卵の皆様、精進して蒔絵道進みましょう。

2009年10月8日