私が4歳か5歳の時だった、
私の両親は高度経済成長の真っ只中で仕事仕事仕事の連日で相手にして貰った覚えがほぼない。
それを憂いでか、私にレコード機とレコードシングル盤を与えてくれた。
私にとってそれが初めての音楽だった。

針を落とすと、口笛だけのメロディーが流れてきた、
姉と2人で「変なおんがく」といっていた覚えがある。
しかし、また針を落とす、そしてまたと。
何回も何回も聞いている、そしてB面も何回も何回も。
やがて耳に馴染む。というか一部になった。

時は過ぎ、令和3年。
車を走らせていると、焼き芋屋さんの車が音楽を流しながら走っている、
ふと耳にすると、懐かしい。ん?これは?まさかあの子供の頃、そう50年前によく聞いたあの音楽ではないか?
懐かしい。なんだこれは?

調べに調べまくって、諦めた頃、とうとう見つけました。
映画「誇り高き男」The ploud ones の主題歌と判明。
聞いているとなぜか涙がにじむ。
どんな気持ちでこれを与えてくれたのだろう・・・・・・・。

良ければ聞いてみてください。

 

 

2021年6月29日