私の教室では、蒔絵漆は白漆を使用しています。
個人的には弁柄漆(赤茶色)が金色が良くなり仕上がりが綺麗と思いますが、
以前、生徒さんが朱塗りの器に描くときに、見難いとの事で、現在は白漆を使います。
漆は福井の実家の近所の漆屋さんに好みの漆を作って貰ってます。
 機械で漆と白粉を混ぜるのすが、普通の機械だと熱を持ってしまうので、
本来の漆のトロミは少なくなるのです、ですから大理石のローラーで練ってもらいます。
しかも描いてる途中で漆が硬くなりにくい様に、漆オールなどを加えて工夫して貰ってます。

21,7,11 (1) しかし、自分で作りたいと言う生徒さんには実際練ってもらいます。
日本産の漆に、白漆の元であるチタニウムの粉を練り合わせます。
目分量で漆1:白粉1の割合を鉄ヘラで1時間以上練ります。
 漆に粉を混ぜ合わせると結構粘りが強くなりすぎます、そこで柔らか味を持たせるのが、
樟脳です(カンフル)。これを混ぜると程よい粘りになります。
 
 練り終わったら和紙で漉して埃やゴミを取り除きます。
これで数ヶ月寝かせれば描き易い蒔絵漆の誕生です。

2009年10月2日